「親の心子知らず」という言葉がありますが、
一口にそうと片づけられないこの気持ちは何でしょう?

もしかしたらこれまで私が時々日記で悩みを吐露していた事の
核心に迫っているのかもしれないという一抹の不安と寂しさを覚えた
馬鹿な親父の今日一日の出来事をつらつらと備忘の為に書き記します。

駄文・長文になると思われますので、興味ない・つまらないと感じられましたら
さっと読み飛ばして下さい。予めお断りしておきます。
明日からの大切なお仕事や学校に響きますので(笑)。

といっても壮絶なオチが待っているわけでもありませんので、
最後までお読みになって『何だよ!』とか『読んで損した』とか
申されましても、責任は負いかねますのでご容赦願います。

前置きが長くなりましたが、まずは昨夜の出来事です。
ryotaと幼稚園の同級生だったK君のママからryotaママへメールが。
何とそのK君がポケモンカードに目覚めた事と明日早速最寄りの
ジムチャレに参加するとの朗報が飛び込んできたのです!

実はその日一日、新聞屋からもらったタダ券でryotaのいとこと一緒に行った
サマーランドで遊びまくって帰宅し、疲れと眠気で風呂場でぐったりしていた
私とryota。途端に一気に目が覚めて、明日私が仕事の為、予定していなかった
ジムチャレにママと緊急参戦表明のryota。(実はママ同士も仲良しです。)

私も身近にryotaのポケカ仲間が増える事がとてもうれしく、
かなり興奮気味でした。「明日はどのデッキを使う?」とryotaに聞くと
過去に慣れ親しんだ「M2サナ(エルレ添え)」をやっぱり使いたいとの事。
実はここ数日、プロクシ含めたデッキづくりに何故か目覚めており、
気が付けば10種類ぐらい作り貯めておりました。
色々なデッキを試してみればryotaの手に馴染む最良のデッキが見つかるのでは
との思いでしたが、その中にM2サーナイトはありませんでした。

しかし、せっかくやる気になったのだからと、いくつかのデッキを取り崩し、
過去のDNの皆様のレシピを参考に、白銀等で少し今風にアレンジしたデッキ
を疲れた老体に鞭打って夜な夜な作成しました。さらには明日私が一緒に
行けないので改めて「M2サナ」使いのポイントを簡単にまとめた小冊子風
メモ「あしたのために」その1~その6を手書きで作り、さらには友達K君が
60枚デッキを持っていない可能性があった為、その子用に二つの60枚デッキ
を準備。疲れてはいましたが充実感の中準備は完了し布団に入った時は既に
0時をまわっていました。

そして次の日、私は早々に出勤したものの、ryotaの動向が気になって気になって
仕事が手につきません(馬鹿ですね)。仕事の合間を縫って携帯メール送信。
結果、参加者全6名で2戦し1勝1敗だったとの事。友達のK君は残念ながら
2敗と残念な結果でしたが(デッキはwakuwakuセットからの急造デッキだった
との事)、優勝者以外は順位付けされず、プロモカードを3枚もらえた事もあり
大喜びで楽しそうだったとの事。ryota本人にも聞いたところ「M2サナ」デッキ
は中々良かったとの事。ほっと胸をなでおろし、また来週末以降が楽しみに
なっていた私なのでありました・・・

となるはずだったのですが、私の思いは通じていなかったのでしょうか?
空回りだったのでしょうか?ちょっとした事件が。

少し時間を戻します。
ほっとしながらも、今日のジムチャレのことをいろいろと話が聞きたくて
気もそぞろに中途半端に仕事するよりも明日頑張ろうと定時に会社をあがり
夕食をとりながらジムチャレ話をし、食後はryotaと遊ぶ時間です。

お絵かき好きなryotaのリクエストでシェイミ(スカイフォルム)のイラストを
下手ながら書き上げると、待ってました「パパ次はポケモンカードバトルしよ」
との事で一戦交えることに。ryotaの要望で今日のジムチャレで2戦ともあたった
しんぴのまもりスイクンの入ったデッキで勝負することに。久々のジムチャレ
勝利の余韻に浸ってか「手加減なしでいいよ」と言ってきたryota。
頼もしいなとちょっとうれしく思いながら、スイクン入りのビクティニEX
エナジーターボデッキ(ポケセン等で商品購入時に配っていた「激強デッキレシピBOOK」を参考に今あるカードで作ったケル無しM2無し加工デッキ)で
対戦開始。

私は序盤からバトル場ビクティニEXにビクトリーピースが付き、初手ライジングバーンでryotaのM2に100ダメージ。その後も順調に展開していきますが
ここからが事件の始まりです。ある程度お察しがつくかもしれませんが…。

ryotaの盤面が苦しくなってくると必ず出てくる「それ無し!」「キャチャー使っちゃダメ!」「入れ替え使っちゃだめ」。まあ、最初のうちは可愛いもんで、それでも受けてハンデ戦ということで対応しておりました。ところがだんだん要求
はエスカレートしていき「スイクンと戦いたかったんだからスイクン出して。」
まだいいでしょう。ここまでは。(親ばか?)

最後にプチッときてしまいました。
その時の彼の態度は、その場に横になり「寝ながらプレーです。」と言い出し、
緩慢プレーの連発。「まじめにやりなさい」と叱ってもその場は直しますが
その後も軽く悪態をつく始末。その結果私の山札切れで勝利したryotaが一言
「やったあ!勝ったあ。」「ずるいでしょ~。」(私)「…。」

「そんな事して勝ってうれしいの?」「そんな態度じゃジムチャレでは
負けだよねぇ」「そんなんじゃ対戦した相手はつまらないと思うよ」
もともと声を荒げて起こるのが苦手な私。諭すように伝えるのが精一杯
でしたが、心の中では怒りが込み上げてきて…。大人げなくryotaにつれない
態度で接し、「しばらくは親子でのジムチャレ参加はやめようか」等とか
思ってしまう自分がいました。

この後ryotaを風呂に入れている間も自分の心の中ではもやもやとした
葛藤があり、複雑な気分のまま現在に至った次第です。

正直、親としてきちんと叱れない自分への情けなさと、かといって
サバサバとするでもなくウジウジとしている自分の弱さといったら…。
お恥ずかしいのですが、愚痴りたくなってしまったわけです。

昨日から今日にかけての私の親ばかまっしぐらテンションからの
上下加減ったら、昨今の日経平均株価の乱高下かと思うくらい…
違いますね。すみません。

まとまりがなくなってしまいましたが、
息子の為にと思って頑張った努力がこの結果かと情けなく思った反面、
実はそうではないのでは?と薄々気づき始めてしまった自分。
これまでもそうだったのでは?えっ?まさか?ふうっ…。(深いため息)

私の本格「単」ロードへの道のりは、今まさに始まったのかもしれません(完)

















ってなんじゃその結論は!










コメント

かわむらー
2013年6月10日9:55

読ませていただきました。年長の息子を持つ父親として共感するポイントが多いです。
みなさん通る道なのかもしれませんが、ほぼ同じような体験をしました。
私の時はその時点で対戦打ち切って、「そんな態度で真剣にやらないなら、もう二度とやらん!」と言ってカードを全部片付けて部屋に戻ってやりました。
その後妻のフォローでまるく収まりましたが、諭したほうが良かったのかな、という葛藤はありました。諭して理解してもらえるかどうかの線引きはなかなか難しいですよね・・・

>ひみつ
そんなことないと思いますよ。ryota君のことが好き、ということだけがひしひしと伝わってきます!

いおり父
2013年6月10日10:05

お気持ち非常によく分かります。
私も常に子供に対して過度な期待を持ってしまうため、イメージとギャップがありすぎると、いらいらしてしまいます(反省)。

我が家は、
勝てないと子供はつまらなくなる→その為には練習が必要→子供が大会等で勝って喜ばせたい為に反強制的に練習させる→練習が嫌になる→大会で負ける
という悪循環を繰り返していますが、早々に脱却しなければなぁ…と危機感ばかり持ってますよ。共に親父単にならないよう頑張りましょうww

さとパパ
2013年6月10日12:36

>かわむらー様

長ったらしい愚痴日記にお付き合いいただきありがとうございます(感謝)!

今朝になって妻とも話をしたのですが、妻が「ryotaの性格を考えるとそれで(諭す形で)よかったのでは?」と言ってくれた事で少しほっとしていました。
しかしおっしゃるとおり本当に理解してくれたかは「微妙」だと感じています。

>ひみつ
ありがとうございます。そう言って頂けるとうれしいです。
ですが妻曰く「うちには小さい子供と大きい子供の2人がいてもう大変!」と。
これも事実です(笑)。

あかいるか
2013年6月10日12:44

全国のお父さんプレイヤーの心に刺さる内容でした(;´∀`)

うちも大同小異といった感じで、こちらが思うように練習したりはしてくれないですw
いきなり過度の期待をかけず、子供のペースがいい方向に向くように持っていくことが肝心かもですね( ´∀`)

さとパパ
2013年6月10日13:06

>いおり父様

長文・駄文日記にお付き合いいただきありがとうございます(感謝)!

バトカニ千葉でのいおり父さんのご活躍、バトカニ福岡・大阪でのいおりくんの
ご活躍を拝読させていただくにつれ、私だけは「いつか我が家もそうなりたい」
との思いがより強くなる一方で、

ryota本人はどちらかというと
「バトルそのものを楽しんで強くなりたい」というよりも
「大好きなポケモンのカードをコレクションとしていっぱい集めたい」という
気持ちの方が今のところ勝っているのは事実として受け止めています。

しかしながら、いおり父さん親子のように大会で結果を残す為には、
「練習」あるのみですし、
そこに様々な「障害」や「葛藤」が起こるのはそれはそれとして
乗り越えなければいけない壁なのかもしれませんね。

後は親父の思いと息子の思いをどこですり合わせることができるのか?

私も危機感を持って頑張りたいと思います!

ぼうしのひと
2013年6月10日21:35

そうですね。子供の方が気持ちにはムラがありますから、大人が気持ちを高めていっても、温度差ができてしまうのはしょうがないことだと思います。ウチも同じようなものですから。

子供のペースに合わせつつ、上手くこっちの思惑に誘導するのもお父さんのテクニックですね! あせらずがんばりましょう。 

さとパパ
2013年6月10日22:05

>あかいるか様

コメントへの返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした(汗)。

ありがとうございます!おっしゃるとおり、子供には子供のペースが
ありますよね。なのに親父だけがついつい先走りしてしまって…。

ryotaに合わせて焦らずに良い方向に導いてあげる事が大事ですねw

さとパパ
2013年6月10日22:12

>ぼうしのひと様

ありがとうございます!

そうですね、ここが親父力の見せ所かもしれませんねw
最終的に自分も息子も一緒に楽しめるように持っていくことが
最大の目的ですからね(笑)。


そして何よりも、うれしく、励みになっているのは
こうして暖かいコメント・アドバイスを下さったプレイヤーの皆様に
共感していただけたことです!

この場をお借りしまして改めて感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございました!


ミジュ父
ミジュ父
2013年6月10日23:41

おじゃまいたします。兵庫で親子ポケカしています、ミジュ父と申します。

日記拝見しました。
実は、きっかけはryotaパパさんとは異なるものの、
息子に対して複雑な思いが溜まってしまい、DNに記したことがあったので、
とても親近感を覚えました。

私がそのとき理性的に出した結論は、息子は息子のままでいい、でした。
ただ感覚的には、そんなカッコいい結論には納得いかない状態でした。
でも私もみなさんからコメントいただき、少し落ち着くことができ、
そしてとても安らぐことができました。
あまり力をいれず、まずはポケカを楽しもう、と思いました。

個人的な話で恐縮ですが、ryotaパパさんの参考になれば幸いです。
リンクいただきます。

さとパパ
2013年6月11日21:56

>ミジュ父様

コメントありがとうございます!
こちらからのお返事が遅くなってしまい申し訳ありません。

「息子は息子のままでいい」
ありのままの彼を認め、向き合い、受け入れる。
中々容易なことではないかもしれませんが、
それが親としての本来あるべき姿かもしれませんね。

それを実践されているミジュ父さんのような父親に
私もなりたいです。まだまだですが。

これからもどうぞよろしくお願いします。
こちらからもリンクいただきに伺います。

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